クレール美容室のブログ

現役の美容師にしか分からない美容の本音を書き綴っています。

ドラマ「阿久悠物語」を見て

昨日24時間テレビのドラマ「阿久悠物語」を見て思った事がありました。

それは阿久悠さんが売れる為に作詞家を目指したんでは無く「書くことが好き」「人に喜ばれる詞を書きたい」そんな思いで作詞家になる道を選んだんだと言う事。

私も及ばずながらセーヌやラ・ポーデュべべを開発した一番の理由は「自分のお客様の髪の健康を守りたい」とその必然性を感じていたからです。

今ではその思いを多くの仲間の美容師さんにも理解して頂き、それぞれのお店のお客様から喜びの声をたくさん聞かせて頂くことになりました。

このような開発が出来ようになったのも20年来のお付き合いで、私の恩師である関先生の「今の美容業界のままではいつか女性の髪が失われる。それは同時に美容師が仕事を失うと言う事だと」と言われた事が切っ掛けでした。

後に女性の育毛がブームとなることなど、その時は想像もしていませんでしたが・・・

現実、関先生が考案したヘッドスパやヘアエステなどのメニューが今では多くの美容室で行われています。

そして私達は共に『女性のための育毛』につて研究し、関先生は育毛の技術開発や美容師の教育などを中心に、そして私はその技術を最大限に引き出すための商品の設計を目指して歩み始めました。

阿久悠さんも未来の先読みが凄い人にだったけど、その意味では30年以上も前から現代の女性の薄毛などを心配し、先読みをしていた関先生も同だと感じました。

今ではセーヌの優れた能力に目を付けた人たちが「この製品をOEMとして自社商品にしたい」と願う人が製造元に来るそうです(人の考えた物を・・・実に残念な事です)

私は商品開発時に原料の一つ一つを自分で選び、実際に触れ、その全ての配合の意味を考えながら実際に手にして下さった方々の笑顔を想像しましました。。

これからも、その思いを大切に伝えていきたいと思っています。

そしてセーヌを誕生させた今でも、毎日たくさん構想が浮かんでくるので、これからも多くの方々に喜んで頂けるような商品開発を続けて行きたいと思います。

次世代に安心や安全を残すためにも。