クレール美容室のブログ

現役の美容師にしか分からない美容の本音を書き綴っています。

年と共に髪質が変わる?

先日「普通は年と共に髪の癖が強くなるのかな?」とお客様より質問されました。
残念ながら一般的にはYESです。
それは頭皮の老化によるもので、顔にシワが出来るのと同じ理屈なのです。
しかし、細胞はある条件が重なると通常よりも必要以上に老化を早める事もあります。
これも一つの生活習慣病なのかもしれません。
髪の癖が強くなる。肌にシワやシミが増えるのは単純にDANの傷つき(コピーミス)と考えるのが妥当でしょうが{/face_zzz/}それを例えるのなら『伝達ゲーム』と似ています。
細胞が新陳代謝を繰り返す時、次の細胞に良い状態の情報を伝えた場合は正しい細胞をコピーする事ができるのですが、過度の美容施術や粗悪なヘアケア商品により傷つけられたDNAは伝達異常になり細胞に変化(老化)を引き起こします。
最近は元々は髪の癖が強くストレートパーマを繰り返していた方々が当店にお越しくださるようになってから、その必要性を感じなくなったと言うお客様がたくさん増えました。
一般論からすると不思議に思われますが、それにはパーマやヘアカラーなどの薬剤の残留処理の適正化やヘアケア商品の見直し、そしてご自宅でのお手入れ方のアドバイスなどにより新陳代謝の正常化が行われ、細胞そのものが正常に生まれ変わり健康で美しい新生毛の発毛状態を正常化しているようです。
つまり髪質の変化は美容施術やヘアケア商品次第で良くも悪くも変化するものなのです。