この製品の特長は何と言っても洗浄成分の主成分にケラチン由来としている事で、その毛髪修復能力は今までの製品には例を見ない程です。
それを物語るのが、先日の製造元のニッシン化研さんと原料製造メーカーさんの担当営業マンとのやり取りです。
原料メーカーさんから手渡された最新の資料には、この原料の毛髪修復テストなどのデータが画像やグラフで新たに示されていて「この原料の能力は相当高く、採用している各メーカーさんの製品は全て良い結果が現れています」だから「セーヌ程、高配合している商品は他に例を見ないので毛髪の修復能力は相当な物でしょうね」と言われたそうです。
確かにこの原料を添加剤程度の微量の配合（明記できる程度）にしている製品はありますが、その理由には圧倒的に高い原料コストであると言う事と、この原料を扱うには原料メーカーさんと製造メーカーさんと間での厳しい規約があり、その契約が成立しない限り正規品としての原料仕入れができないからです（入手が困難）
何はともあれ、この原料を主成分に選んだのは私ですが、当時は原料コストの事などあまり気にせずに、ただひたすら「従来の製品には無い物を作りたい」と思い、このシャンプーを設計しました。
だから洗浄成分意外にもフルボ酸やダマスクバラローズ（精油）など、とても高価な原料配合で設計し、オーダーしましたが、その出来栄えには正直驚きました。
自分で言うのも何なのですが、それまでの長年の美容師の経験のなかで、これほど優れた能力を持ったシャンプーを手にしたことが無いなと思ったからです。それは毎日使っていて、手荒れをしない事でも立証されました。
その製造コストを見た瞬間には流石に驚きましたが、それでもニッシン化研さんは「一度、こんな贅沢な処方のシャンプーを世に出して見たかったので構いませんよ。製品化しましょう」と言ってくれました。
こうして『セーヌ・ヘアケアシャンプー』は誕生したのです。
でも不安も無かった訳ではありませんよ。
なぜなら処方を考え、一人でテストを繰り返してきたのも自分だったので「もしも売れなかったらどうしよう」と思っていたことも事実です。
でも、その予感は良い意味で簡単に裏切られました。
その後、このシャンプーをベースに更に女性の育毛に特化した『セーヌ・スカルプシャンプー』を開発しましたが、これは不動の人気商品となり、今でもメーカー在庫が無くなるほどの大ヒット商品になりました。
販売ディーラーを通さない、マスコミなどの宣伝をしない、パンフレットも無い、など無い無い尽くしのそんなセーヌシリーズですが、その理由は宣伝や販売業者さんのマージンを製品コストに掛けた事と、この製品を理解してくれた美容師さんがしっかりとお客様に説明し「手から手へ」と大切に渡されることで優しさが伝わるようにと願ったからです。
セーヌ・ヘアケアシャンプーは今でも高い人気を誇っていますが、その要因の一つのは使われた方のご紹介が多くお友達の分を買いに来て下さったりしますが「パンフレットも無くてごめんなさい」と謝ると「無くても大丈夫、使えばわかるから」とお客さの方から言って下さいます。
確かにその通りですね。美味しい物も「食べたらわかる」と言う物ですからね。
そんな、お客様に支えられ『セーヌ・ヘアケアシャンプー』はデビュー以来５年を過ぎても今でも人気の商品として多くの方々に愛されています。
本当にありがとうございます。
セーヌ・ヘアケアシャンプーは後に発売したスカルプシャンプーの陰に隠れているような感じもありますが、セーヌシリーズの中でも、実は隠れた名品？なのです。
セーヌ・ヘアケアシャンプー 同じ商品なのですが容量の違いで容器の形が違います。
右側 700ml 5.200円（税別） 左側 255ml 2.500円（税別）
