クレール美容室のブログ

現役の美容師にしか分からない美容の本音を書き綴っています。

睡眠負債に育毛のヒントが?

今から20年以上も前に、女性の脱毛症と睡眠の関係性について私は関先生から教わりました。

その時の説明では「睡眠の質により脳脊髄液の流れがコントロールされて自律神経が安定する。その事によりホルモン物質や血流の正常化が図られ、自己免疫を取り戻す」との事。

その中でも関先生が最も拘っていたのが脳脊髄液の循環です。

初めは何の事だか良く分かりませんでしたが、水圧育毛(現在はスカルプウォーターセラピー)を教えて頂きその謎がわかってきました。

つまりリラクゼーションによりノンレム睡眠を得る事で女性の脱毛改善の可能性があると言う事に!

その事について、昨晩のテレビ番組(金スマ)で「スタンフォード式睡眠法・90分睡眠法」が放送され、その答えがありました。

それは
アルツハイマー型の認知症は脳神経細胞に異常が発生し、記憶障害などが起きる病です。
原因の1つとして「アミロイドβタンパク」という物質が神経細胞に悪影響を及ぼすことがわかっています。
寝不足が続くと脳の中にこの物質が溜まってしまうんです。
とても怖いですよね。
睡眠をとることで、睡眠中に脳内に流れる脳脊髄液によってアミロイドβタンパクを洗い流してくれています。
一番のリスクとして睡眠不足は考えられるということでした。
と言う事ですが、アルツハイマーだけではなく脳脊髄液の循環が全ての神経の代謝に関わっているため脳脊髄液を規則正しく流しすことは自律神経の安定(呼吸や血液の循環などに関わる)を促すと関先生から教えられました(育毛剤が必要ない理由はそこにあるのですが)

その脳脊髄液の循環に最も関わるノンレム睡眠は眠り始めの90分が最も重要と言われていますが、それに匹敵するのが昼寝の15分程度(リラクゼーション)でも得られるそうです。

そんな事を20年前に私に教えて下さり、現在も共に研究してきた結果「スカルプウォーターセラピー」により女性の育毛は随分と変わりました。

昨日も関先生とミーティングをしましたが「現在、全国に小児脱毛で困っているお子さんが本当に増えている。それを何とかしてあげたい」その事にとても拘っていました。

先生の見解は「現代の子供は忙しすぎる」との事です。

それは学校や塾や習い事に加え、ゲームやスマホなどほとんど脳が休まる時間がない。

つまり脳の休息時間が短くなることで免疫力が下がりアレルギーや脱毛など昔ではあまりなかった病が増えているとの事です。

確かにその通りだと思います。ただ、現代の子供社会ではどれも必要な事なのかな?って思うので、せめて『質』の良い睡眠を取れるような環境を作ってあげる事が良いでしょうね。

眠り始めの90分が大切とされているのは(成長ホルモンの分泌・免疫ばらんす・美肌・ 脂肪分解能力)など若さと健康の分岐点である新陳代謝の正常化を促すと言う事です。

スカルプウォーターセラピーは美容室で行われる施術の中で唯一それを手に入れられる究極のリラクゼーションと言えるでしょう。

スタンフォード式睡眠法」についてはこちらのサイトでも詳しく解説されていました