クレール美容室のブログ

現役の美容師にしか分からない美容の本音を書き綴っています。

酷過ぎるヘアカット

今日は遠方から里帰りをしているお客様がストレートパーマをしに来てくれました。

これまでは里帰りの度に当店にお越しくださいましたが、お子様ができた事で、なかなか里帰りが出来ず、現在のお住いの近くの美容室に髪を切りに行かれたそうです。

ところがあまりにも髪の収まりが悪くなり、転々とお店を変えて見たそうですが思うようにならず、挙げ句の果てにストレートパーマを勧められたそうです。
でも、これ以上に纏まらなくなっては大変だと思い、里帰りまで我慢をして、当店に来て下さいました。
それにしても、まあ酷いカットでして、思わず自分で髪を空いたのかな?と思うほどでした。
普段はあまり何も言わない私も、流石に今日は「酷過ぎるね」と言いました。

お客様曰く「カットだけならまだしも、ストレートパーマは絶対に他店でしたく無います。とにかくパーマ臭だけでも嫌になる」と話していました。
確かに当店はパーマやカラーの残臭が少ないと多くのお客様が気づき、よく言われますが、それには様々な工夫がありますが、それこそが髪の損傷を少なくしている要因なんですよ。
一番ハッキリ言えることは薬剤の刺激臭は、そのまま皮膚や毛髪への刺激性やダメージへと直結している事が多いのです。

つまり、店内の薬剤の残臭と手荒れの酷い美容師のいることは、コストダウンの証なんですよ。

結果的に綺麗に収まるようになって「また帰って来たら来ますね」と喜んで帰られました。