今日は楽天の営業さんから「御社のBASEサイトで販売しているセーヌシリーズの商品を楽天市場でも販売させて頂けないでしょうか?」との勧誘のお電話を頂きました。
最近は美容専門雑誌の掲載やテレビ番組への出演依頼の勧誘などの電話を頂きます(製造元のニッシン化研さんにも、たくさん問い合わせが来るそうです)
この時代だから本物かどうかは分かりませんが、勿論すべてお断りしています。
そんな時、今日の再放送していた「PRICELESS」と言う木村拓哉さんのドラマを見ていたら、ある台詞が心に響きました。
このドラマはリアルタイム放送では見たことがなかったのですが、究極の魔法瓶を作ると言う事が描かれ、多くの工場の社長さんに協力して作る事になるのですが、生産能力が低く足を引っ張る会社の社長に「抜けて下さい」と関連会社の社長さんが言ったときに、木村拓哉さんが「儲かる魔法瓶を作るよりも皆で作る魔法瓶の方が楽しいじゃないですか」と言うセリフがありました。
それを見ていたら、今から9年前、セーヌを作るプロジェクトの始まりを思い出しました。
それは製造元の会社に出向き、たくさんの役員さん方の前で「いま女性の髪の悩みは単なる損傷から抜け毛や薄毛へと変わってきました。その原因の一つには粗悪なヘアケア商品にもあるのです。それはある意味、化粧品メーカーの責任でもあるのです。だから私は『考えた人』『作る人』『買った人』など、この製品に関わる全ての人が喜べるような製品を作りたいのです」とプレゼンしたのです。
社員でもない私に社長は「売れても売れなくても構いません。髪の専門家である美容師さんが良いと思う究極のシャンプーを一緒に開発しましょう」と言って下さり、この製品が生まれたのです。勿論それまでにない純コストのかかる製品でしたが、それでもお客様の為にと一丸となり頑張ってきました。
そんな思いを胸に、今でも通信販売でご縁を頂いたお客様には、この製品を購入して頂くために投じて頂いたお金を「1円でも無駄だった」と思われないよう更なる製品開発に精進しております。
だから今日も楽天の営業さんには「大量に売ることよりも、買って頂いたお客様お一人お一人とのご縁を大切にしたいと考えると今のキャパシティーで精一杯です。でも、それでいいと思っています」とお話ししました。
きっと変な奴だと思われていますが、それでも通信販売でお買い上げ頂いているお客様も、当店にご来店下さるお客様も、頂いたご縁は同じように大切にしたいと思っています。
セーヌはこの一本から始まりました。
今ではこんなに多くの商品が増えました。
このすべての商品が私の大切な子供の様に思えます。