クレール美容室のブログ

現役の美容師にしか分からない美容の本音を書き綴っています。

3年前に書いた記事(何時までも同じ気持ちで)

3年前にアメブロに書いた、この記事が今日は「振り返り投稿」としてお勧めになっていました。

 

先日、あるテレビ番組を見ていたら、松本民芸家具の代表の池田素民氏がとても興味深いお話をされていました。
それは『絶対美』についてです。

例えば、ある人が美人だと評しても、それには好みがあるけれど、野に咲く野草やアルプスの自然の風景を見た時には誰もが美しいと思う。

そんな誰が見ても美しいと思う物を「絶対美」と言うそうです。

また民芸家具の伝統を伝え続けるためには、作り手の主張をしてはならないそうで、個性的なデザインは若い時は良いのだけれど、年を取るとそれがなぜが鬱陶しくなり飽きられてしまう。

「伝統とは飽きない物を作り続け、次の世代へと繋いでいくことです」

その実に深いお話に、私はとても感銘を受けました

そんな話を聞いていると、私たちの美容業界においての絶対美とは『健康』である事だと思いました。

髪の色やスタイルには好みがあるけれど、健康に好みはなく、誰もが『そうでありたい』と願っている事だと思うからです。

私たちの提案している美容には派手さや人工的な艶などを主張せず、健康毛だけが持つ髪本来の自然の艶や手触りを持ち続ける事を目指しています。
それだけが飽きられない事だと思ってきたからです。

その為にも『安全で安心』な美容施術やヘアケア商品などを提案し続けることが大事だと私は思っています。

こんな記事を3年前に書いていたようですが、その気持ちは今も少しも変わりません。

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昔、流行った歌に「人のやれない事をやれ」と言う歌詞がありました。

だから私は他社にはない独自の製品を開発しました。それが多くの人々の喜びとなる事を信じて。