クレール美容室のブログ

現役の美容師にしか分からない美容の本音を書き綴っています。

何か気持ち悪い

今日は、百貨店にお買い物に行きました。

久しぶりに化粧品売り場に行きましたが、その際に高級化粧品ブランドの店員さんが「新製品のハンドクリームです。試しに塗らせて下さいね」と手につけられてしまいました。
私達は2人とも「何か気持ち悪い」と言いました。それは久しくシリコンや合成香料に触れていないからでしょう。
店員さんは「いい香りでしょう?」と言われましたが、私的には「これが?」って感じでした。
流石に私も「ハンドクリーム、作ってますよ」とも言えず、そのまま塗られて帰って来ましたが、その後、しっとりするわけでもなく、何が人気なんだろう?と思い中身を調べてみました。

全成分
水、グリセリンステアリン酸グリコール(SE)、イソステアリン酸イソステアリル、シア脂、ジメチコン、メチルプロパンジオール、ホホバエステル、パンテノール、ステアリルアルコール、セタノール、ポリアクリル酸Na、ポリグリセリン−3、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、酢酸トコフェロール、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸、ジメチコンクロスポリマー、クロルフェネシン、カプリリルグリコール、PG、香料アルファルファエキス、BG、フサアカシア花ロウ、ヒマワリ種子ロウ、ヒアルロン酸Na、フェニルプロパノール、グルコン酸クロルヘキシジン、アデノシン、DPG、フェノキシエタノールカンゾウ根エキス、フィチン酸、サツマイモ根エキス、水酸化Na、エチルヘキシルグリセリンクエン酸Na、HCl、クエン酸安息香酸Na、赤504


ご覧の通り、数々のシリコンなどのコーティング剤や香料、しかも着色料まで。
これはアトピーや敏感肌の人には注意が必要ですね。

試しに店員さんに「これは顔にも塗れますか?」と聞いてみたら「これはハンドクリームですからね・・・」と曖昧な返事でした。
まあ、それが賢明な答え方だけど、手の肌に良いものなら顔にも良いはずなのにね。
それよりも、今ほどアレルギーの人が多い世の中で、体質も聞かずに手に塗る事は本当に危険ですね。

それにしても、この中身は見れば見るほどお金の掛かっていない処方だけど値段を聞いて驚きました。
やはり一流ブランドはネームバリューだけで売れていくんですね。
本当に驚きです‼️


ラ・ポーデュベベ の保湿バーム。その使用感の良さからハンドクリームとしてはもちろんフェイスクリームとしても抜群に高い評価を得られました。

ラ・ポーデュベベ は有名ブランドでは無いけれど、それ故に宣伝広告費や流通など一般の化粧品メーカーが中身以外に掛けるコストを製造コストに掛ける事で、他社さんには無い、高性能でありながらお求めやすい価格を実現したのです。
それはニッシン化研さんという素晴らしいメーカーさんの企業努力のお陰だと何時も感謝しております。