クレール美容室のブログ

現役の美容師にしか分からない美容の本音を書き綴っています。

流石にこれはダメですね

今日、テレビでシャンプーのCMを見て『今頃?』なんて思いました😳

NEW! H・Eシャンプー(名前は隠しますね)ですが「保湿っぷりの6倍アロエ成分配合 アロエシリーズ新登場!」 そんな風にアピールしていました。

一体どれくらいアロエを配合しているなかな?と成分表を見てみたら😳
原材料・成分 :
水、ラウラミドプロピルベタイン、ココイルイセチオン酸Na、ラウロイルサルコシンNa、クエン酸Na、香料、クエン酸、安息香酸Na、サリチル酸Na、ポリクオタニウム-10、EDTA−4Na、アロエベラ液汁、PG、BG、セイヨウハッカ油、ヒスチジン、ハッカ葉油、メントール、ユーカリ葉エキス、変性アルコール、エクロニアラジアタエキス

ご存知のように、化粧品の表示は配合の多い順に書いてあります。
これを見るとアロエベラ液汁の配合が少ない事がわかりますね😔

しかも香料や安息香酸はアレルギーを起こしやすい成分で、髪や頭皮にとっても有効成分でもないため、普通では最後の方(微量)に表記されるよう少ない配合量にします(それでも香りや防腐の効果は十分です)

それよりも有効成分であるとアピールしているアロエベラ液汁の方が少ないなんて、どう言う事😞

これまでも、ブログにも書いてきましたが、大手の化粧品メーカーは何時も先にキャッチコピーを考え、それを広めて(無添加、ノンシリコン、ボタニカルなど数えたらキリがない)それに乗っかるように宣伝をしてます。

でも、その製品の配合表を見ればメーカーの本気度は直ぐにわかります😃

今回の画像は私が9年前にニッシン化研さんに提案して作ったセーヌやラ・ポーデュベベの洗顔フォームの表記です。
これを見れば分かりますが水の次に全て『アロエベラ液汁』と書いています。

つまり界面活性剤よりもアロエベラ液汁の方が多く入っていると言う事です😃

なぜ高配合にしたのか?
その理由はアロエベラ液汁の効果にあるのですが、アロエは昔から『医者要らず』と言われる程、火傷や皮膚炎の薬の代用品としても使われて来ました👌
そのアロエベラ液汁を高配合したのは刺激緩和作用により、製品の刺激性を緩和するためです。
さらには男性型脱毛の主な原因の5αリダクターゼの制御など、効果をあげればキリがありません👌👌👌

セーヌのシャンプーがデビュー以来、アトピーや敏感肌の方々から「全身に使えて安心」と言われてきたのも、このアロエベラ液汁の高配合している事にあるのがお分かり頂けたと思います😊

でも、この製品の本当に優れた能力はそれだけではありません😃

それは考えた私にしか分からない事ですが、あまり文章で書くと、また真似されちゃうから、このくらいにしておきますね😊
ただ、信じて使い続けて下さっている方々からの喜びのコメントに全てが表れていると信じています😊

無添加、ノンシリコン、ボタニカルなんて当たり前の事は昔から考えて来たけど、それをアピールしなかったのは、あまりにも当たり前過ぎるからかな❓

消費者の方々の「髪やお肌の健康を本気で守りたい」と思ったら当然、と言うか必然的にそうなると思います😃

まだ、大手メーカーさんの製品は不当な利益を上げるためにイメージとコストダウンのせめぎ合いに囚われながら消費者を欺き続けているような気がします😔

最近は他社さんの製品に興味を持たなくなりましたが、宣伝文句と配合量のギャップがあり過ぎて、流石に「これはあかんな〜」って思いました🙅‍♂️
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セーヌの配合表記には全て水の次にアロエベラ液汁です。

 

https://creerbiyou.base.shop/