空気が乾燥する季節になると静電気が起きて髪が纏まりにくく、嫌な気分になりますね。
その原因の殆どは摩擦によるものですが、毛髪の損傷が酷くなるとキューティクルが傷つき乾燥が強くなる事で摩擦係数が上がる事で静電気が掛かりやすくなります。
その為に一般に静電気が起きるのが髪に良くないと思われていますが、単にそれを止める事が必ずしも良いとは限りません。
それは皮膚の電位との関係があり、健康な頭皮はマイナス電位を保つ事で守られています。
そのためアトピー性皮膚炎の患者にも外部から皮膚にマイナスの電荷をかけると回復速度は促進するとも言われています。
しかし一般のトリートメント剤やリンス剤などに配合されているカチオン界面活性剤はプラス電位のため、健康な頭皮からマイナス電位を引き抜き健康を奪われると言う事があります(頭皮湿疹の要因の一つです)
その静電気を最も簡単に止める方法としてシリコンの配合がありますが、ご存知のようにシリコンは新生毛の発毛を阻害する事が考えられるため使用を避けたいところです。
簡単に書くと静電気を起こさないようにするたには毛髪の等電点を安定され、毛髪内のケラチンタンパク質をコントロールする事が最も安全な方法なのです。
それなのに近年では静電気が起きないように様々な化学薬品を配合した製品を使いながら、生活しているために、知らず知らずのうちに様々な皮膚トラブルが増えている事も否めません。
また損傷した毛髪だけが静電気が掛かると思われていますが、むかし下敷きを頭に擦り摩擦で髪を逆立ていた子供を見た事はありませんか?
そんな子供の髪を見ると勿論パーマやヘアカラーもせず健康そのもでピカピカのツヤツヤしていましたね。
そう思うと損傷だけが毛髪の静電気を起こす事も理屈が合わなくなりますね。
それでもやはり静電気は出来るだけ安全に帯電防止を出来るよう日頃から髪の健康管理にも注意しておいたほうが良いのでしょうね。
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