ついに台所洗剤にまでボタニカルの波が押し寄せて来ましたね。
最近は多くのメーカーが商品を販売するにあたり、無理やりキャッチコピーをつけているように思います。
以前もある化粧品メーカーが「水だったんですね」と言って髪が傷む原因が、あたかも水道水の銅イオンだと宣伝していたのですが、流石にこれは失敗に終わりました。
これすら忘れさられているようですが。
「水だったんですね」の少し前にブームになったのが「ノンシリコン」でした。
でもシリコンを多用したのも他ならぬ大手の化粧品メーカーなのです。
流石にこのコピーだけはバカらしくなりましたけどね(シリコンは悪くないと言う美容師もいるようですが、弊害が無ければ、わざわざノンシリコンを謳う必要はありませんからね)
今はボタニカルと言うフレーズを多くのメーカーがキャッチコピーにしているようですが、これもいつまで続くことやら・・・・?
昔、あるメーカーが「洗う成分の100%が植物です」と言うキャッチコピーで売っていた植物物語と言うシャンプーがありましたが、その当時はボタニカルなんて誰も言っていませんでしたね。言葉自体は昔からあるものなのに。
最も洗う成分以外があまりにも良くなかったことは言うまでもありませんが。
私達の作るシャンプーもノンシリコンやボタニカル原料なんて当たり前の事だけど、そんな事をいちいち宣伝文句に使わなくても、実際に使って頂いた結果が良ければそれで良いのでは?なんて思います。
この業界はいつまで消費者が何に食いつくかを試しているのだろうか・・・なんて思うのは私だけでしょうか。