クレール美容室のブログ

現役の美容師にしか分からない美容の本音を書き綴っています。

論外なのでと思っていましたが

先日「安全な美容室選びのポイントが2つ程あります」と書きました。

でも、今日はあまりにも当たり前すぎる事なので論外と思っていた基本中の基本の見極めを書きます(当たり前過ぎて書かなかったけど)

それは今朝の事でした。

銀行に行きATMに並んだら前に立っていた若い女性がいて、その方の髪があまりにも損傷しすぎていれ「こんなに傷んだ髪の人を久しぶりに見たな~」つ思っていました。

すると、こちらを向い驚きました。

なんと胸のポケットに二種類のコームを入れ、ネームプレートには、ある大手美容室の名前が書いてありました。

それを見た時は 同業者だと思うだけでも本当にガッカリしました。

例えば百貨店やブティックなどに洋服を買いに行った時に店員さんがボロボロのお洋服を着ていたら、そのお店で商品を買うだろうか?(百貨店なら入店すら無理で店頭には立てません)

美容師の髪はある意味、商品を表すような展示品にも似たもので、その美しさに安心感を与えるものではないのかな?と私は思います。

それなのに、あんなに傷んだ髪で仕事をする事が平気でいると言う美容室の意識レベルの低さには本当にガッカリしますね。

これでは、お客様の髪の健康は気にしていないでしょうし、自分がそうである以上、健康な髪を守る事は出来ないでしょうね。

先日は、このブログにて安全な美容室の見極めについて、店内の残臭と手荒れと書いていましたが、本当はスタッフの髪の健康を書くべきだったのかもしれません。

でも、あまりにも当たり前すりて論外だと思っていましたが、今日は同業者としてもあるまじき身だしなみでガッカリでした。

更に午後からは美容材料ディーラーさんに行きましたが、そこでも多くの超損傷毛の髪の美容師さんがたくさんいて、あまりにも残念な光景を見ました。

先日、そう言えば娘さんが遠くにお嫁に行かれたお客様とお話しをしていて「娘が美容室探しに困ってるわ~」と言われたので何故だろうと思っていましたが、娘さんが言うには「どこに行っても変わらないから・・・」との事。

多くの消費者の方々の美容室選びの優先順位に割引券の重要性がある事がなんだかわかるような気がしました。

あまりにも当たりまえ過ぎて論外だと思っていましたが、これからは「安全な美容室選びの基準」に働いているスタッフの髪を見てくださいねお伝えしないといけませんね。