寂しくなります

昨日はお客様の送別会をさせて頂きました。

長年、ご夫婦共に大変お世話になりましたが、この度訳あって福岡の御実家に帰られる事になりました。

私達のお店を本当に可愛がって下さり、感謝の気持ちで一杯です。

お世話になったお礼とまた会えることを楽しみに、ご主人様も大変気に入っておられた『クチーナシラカワ』さんでお食事をさせて頂きました。

シェフの計らいもあり、ご主人様の遺影を持って来ていただいたのですが、ちゃんとご主人の大好きだったワインやサラダなども用意して下さいました。
本当に優しいシェフです。

昨日は偶然にも色々と良い事が重なり、食事のメインにはそのご主人様の大好物の魚介類タップリのパスタが出てきたり、シェフが歌を歌ってくれたのですが、これがまた偶然にもご主人様の大好きだった尾崎紀世彦さんの「また逢う日まで」そんな偶然に奥様も大変喜んでおられました。

また５月には、そのご主人様のお誕生日だったのですが「おれ誕生日にはハッピーバースデーの歌をシェフに謳ってもらおう」と話しておられたのですが、その願いが叶う事はありませんでした。

それでも昨日は、ご主人様の遺影の前でバースデーソングを歌ってくれたシェフの歌声に奥様は感激されていました。

遠く離れてしまう事は本当に残念で寂しくなりますが、何時までも元気でいて下さる事を心から願います。

そして、大阪に来られた時には、またクチーナシラカワさんにご一緒したいと思います。

では「また逢う日まで」

野菜は苦手なご主人様だったそうですが「ここのサラダが好きやねん」と好んで食べられていたそうです。この日はとても珍しい『ウイキョウの花』が入っていました。自家農園をしていればこその食材だそうで、とても貴重な食材だそうです。

これまた自家農園の『花ズッキーニ』のフライ。鮮度を保つのが難しく朝採りの物しか出来ないそうです。

魚介類のパスタ。北海道の小エビとつぶ貝、淡路島産のウニのアマルフィー

セミドライトマトと手打ち麺のパスタ（メチャクチャ濃厚なセミドライトマトです）

追伸
今朝はシェフからメールを頂きました。「昨日はありがとうございました。奥様にとって良き門出のお祝いとしてお食事のお手伝いをさせて頂けたことは料理人冥利に尽きます。これからのご健康とご多幸を私も祈っておりますとお伝えくださいませ」との事でした。

本当に私達も良かったと思います。シェフには心からお礼を言いたいです。