クレール美容室のブログ

現役の美容師にしか分からない美容の本音を書き綴っています。

オーガニック化粧品原料の隠れた事実

昨日はニッシン化研さんの商談の席に同席させて頂きました。

それは、ある製品を私が知り合いの奥様のためにプレゼントした事で「商品化の意向はありませんか?あれば販売させていただきたい」とお声がけを頂いたのが切っ掛けだったそうです。

元々は商品化の予定などなく、本当に困っていた奥様のために手作りで作って差し上げた物でしたが、あまりの好結果に驚かれ、試に同じトラブルで悩んでいた方々にも使って頂いたところ「これ売って下さい」との高評価だったからです(100%のリピート率です)

私は常々、消費者が欲しいと思う物こそが製品化されることが一番であると思っています。

なので、これほど要望が高い物ならば、何とか商品化してあげたいと思います(今日も「売って頂けないでしょうか?」と問い合わせがありました)

何時になるか分かりませんが体制が整えば、これもデビューさせたいと思っています。

それはさておき、昨日はクライアントの方に化粧品原料の難しい所を説明させて頂いたのですが、やはりオーガニック認証やエコサート認証の原料には少し誤解もあるようでした。

その為、最近流行りの手作りコスメの危険性などの説明もあわせて説明させて頂きました。

難しい事は抜きにして化粧品のオーガニック原料には単純に原料操作をしていないため栄養価は高いが、分不純物も含まれている事があるのです(その為、アレルギーを起こすこともあるようです)

自然の物(動植物)ならば安全性が高いと思われがちですが、卵やハチミツ、漆や蕎麦のように天然物質でも命を落とすほどのアレルギーを起こすものもあるのと同じように、オーガニック原料にも栄養の高い成分が逆に危険性をもっている事もあるのです。

また日本にはオーガニックやエコサートの認証を取るべく検査機関は無くアメリカやヨーロッパにしかなく、その為、原産国は様々でも承認を取るためには一旦はアメリカやヨーロッパに送るため非常にコストもかかります。

私たちの開発製品にはオーガニック原料を多用しながらも、動植物からの天然由来の合成原料(石油合成は一切ない)も少しづつ配合しながらバランスを取っています。

その理由は日本国内の原料メーカーさんのテストデータが実はとても正確で安全性に信頼が持てるからです(オーガニック原料の刺激性の部分を緩和するためでもあります)

その組み合わせこそが、お客様の安心へと繋がっているのかも知れません。

化粧品の安全性については色んな評価を下される事があり、たまたま体調が悪い時に化粧品を変えると、その化粧品が原因と疑われ肌の調子が悪くなったなど言われる事も多々あります。

だからこそ、より慎重に原料チョイスをすることがとても大切なんです。

実は明日また新製品をデビューさせますので、このブログを是非とも楽しみにしておいて下さいね。