クレール美容室のブログ

現役の美容師にしか分からない美容の本音を書き綴っています。

薬に頼る前に

最近、ますます多くなりました女性や小児の脱毛症。

「近頃、抜け毛が増えました」とか「分け目が目立つようになりました」などと言うのは脱毛症と呼ぶものには分類されず、本当の脱毛症は見る見るうちに毛髪を失います(まつ毛や体毛も)

そんな時はどこに相談したら良いのでしょうか。病院それとも美容院?

私たちの経験上では病院治療で完治した例をほとんど聞いたことがありません(実際には病院治療を諦めた方がお越しになります)

残念な事に医療現場での脱毛研究は意外なほど進んでおらず、結果も芳しくありません(それは治療方法が昔と変わっていない事で分かります)

最近の美容業界では女性の育毛をビジネスのチャンスと捉えていますが、それが流行る世の中になってはいけないと思います。
(この場合の脱毛や薄毛は過度の美容施術などが原因のため、それを見直すことで改善される)

私も約20年前から女性の育毛に携わってきましたが、実際に初めて全頭脱毛のお客様が来られた時には正直戸惑いました。

なぜなら、改善の実績がなかったからです。

それでも、私はある先生の指導を受けてお客様を改善することが出来ました。

もちろん私たち美容師は薬の処方は出来ません。でもそれが副作用を起こさないのです。

例えば、脱毛症の原因をドクターに尋ねても、ほとんど明確な答えを貰うことは出来ず「とりあえず、これを試して見ましょう」と言われますが、それはドクターも原因が特定しにくいからです。

例えばストレス(神経性)だと言われ、ステロイド育毛剤を勧められても、それを治す薬ではありません。
本当の原因はもっと違うところに潜んでいるのかも知れません(自律神経失調症は脳の疲れです)

特にステロイドは副作用が心配されるので十分に注意してください
(最近来られた脱毛のお客様もステロイドを処方されていたのですが、直ぐに止め頂き、現在は薬なしで発毛しています)

ほとんどの場合、小児の脱毛症は毛周期との関連性もあるようです。
男性の毛周期は3~5年と言われ、男の子は3才、6才、9才、12才
女性の毛周期は4~6年と言われ、女の子は4才、8才、12才、16才
その1才前後に発症年齢が高いと言われています。

そして毛髪を失っている期間が長ければ長いほど、治療は難しくなります。

いずれにしても、それらの脱毛症が発症したら薬に頼る事無く、先ずは実績のあるところに相談してみてください。

http://www.jpmba.jp/