クレール美容室のブログ

現役の美容師にしか分からない美容の本音を書き綴っています。

欠点を利点に

最近は季節的にもUVケアの商品のCMが目に付きますhttp://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/tv.gif
今日も、あるUVローションのコマーシャルが気になり調べて見ましたhttp://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/note.gif
すると、このような宣伝トークと配合表を見つけましたhttp://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_sup.gif


シューしてすぐ「速乾さらさら」の透明UVスプレー。
スプレーした後にすぐに乾いて、お肌さらさら快適。
ぬり直しなどで重ねてつけてもベタつきません。
強力紫外線から肌をしっかり守り、日やけによるシミ・ソバカスを防ぎます。
ウォータープルーフタイプで、汗・水に強いので、紫外線カット効果が長続きします。
白くならない透明スプレーで、髪や頭皮にも使えます。
化粧下地としても使えます。
いつもの洗浄料で簡単に落とせます。

(全成分)
LPG、エタノール、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、安息香酸アルキル(C12-15)、エチルヘキシルトリアゾン、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、水添ポリイソブテン、シクロペンタシロキサン、ポリメチルシルセスキオキサン、ポリシリコーン-9、ジメチコン、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、メタクリル酸メチルクロスポリマー、PEG-12ジメチコン、スクワラン、カミツレ花エキス、香料

上記の説明で気なる点は速乾性ですがこれは、配合表の2番目にあるエタノールが物凄く揮発性が高いために水分を蒸発さる能力が高いからです。しかし、その事は皮膚(表皮)の水分も同時に揮発するため肌の乾燥を誘発しますhttp://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_z.gif

それをカバーするためにケミカルタイプの紫外線吸収剤を多用していますが、それ以外にもジメチコンなどのシリコーン油が配合されていて、それが謳い文句であるサラサラ感やウォータープルーフに繋がっていますhttp://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bomb.gif

ウォータープルーフで一見便利そうですが説明にもあるように洗浄料(界面活性剤)にて落とさなければならないと言う事です。それは、この商品が石油原料を使っている証拠ですねhttp://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/down.gif

紫外線吸収タイプのケミカル系なのでSPFは50という高い遮蔽数値を示していますが、それは刺激性も心配されると言う事ですhttp://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_cry.gif

メーカーは利点として説明しているつもりでも、逆に危険性を含まれていると消費者に警告しているようなものなのですhttp://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bomb.gif

その点で言えば、私達が考えたUVローションは石油原料を使わないノンケミカル商品なので、水で簡単に落ちてしまいますhttp://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/namida.gif
でも、だからこそ肌への刺激性が軽減されたのですhttp://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hand_goo.gif

私達が目指しているものは敏感肌や小さなお子様にまで安心して使えるものなのですhttp://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/clover.gif

そのために他社さんと比べると私達の製品は欠点だらけにに見えますが、それが安全性と言う最高の利点を持つ商品の誕生へと結びついているのですhttp://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif