クレール美容室のブログ

現役の美容師にしか分からない美容の本音を書き綴っています。

職種は違えど

今日も大好きな達人のお店に行きました。
ここに来るとメガネの事だけでは無く、色んな話で共感する事がたくさんあります。

今日は「なぜ東京に良い物が集まるのか?」と言う話をしたのですが、これが見事なまでに同じ意見でした。

達人もメガネ職人を育てるための勉強会を頼まれるそうですが、大阪と東京の反応がまるで違うと言うのです。「大阪は安さが基準で東京は質が基準なんですわ~。だから遣り甲斐を感じないですわ~」

そう、いかにも達人のご意見ですね。

私も同じ事を感じていて、東京と大阪で同じ講習会を行っても反応が実に違い、東京は直ぐに取り入れてくれます。その結果、当然のように売り上げは凄く上がっているそうです。

それには物価の違いもあるけど、それ以上に同業者の数が多いための危機感の違いを感じます。
いくら大阪に美容室が多いと言われても東京と比べたら、それはもう比ではありません。

だからこそ本当に良いと思うものにはいち早く投資をし、それが販売拡大に繋がっているのだと思いました。

偶然です、先週お客様が「友人がコンサートや歌舞伎のチケット販売会社をやっているけど東京は同じ興行でも安いと売れ残り、高いチケットだと直ぐに売り切れる。それは大阪とは違う傾向なんです」と話していた事を思い出しました。「やっぱり東京は良いもんあるの分かる気がするね」とも。

そう言えば、今日も達人が「友人の料理人が大阪から東京に引っ越し、六本木や麻布に店を構えたけど単価も違うし、人の数が全然違うから、より質を上げられると話してましたわ」と。
そのお店は超有名になり、めちゃめちゃ忙しいそうです。

これでは大阪都になったとしても・・・・・

私は大阪が好きだし、今のお客様がとても大切です。

だけど、残念ながら職種は違えど東京に良い物が集まる理由が良くわかった気がしました。