クレール美容室のブログ

現役の美容師にしか分からない美容の本音を書き綴っています。

情報が無い


今日は関先生とミーティングを行いました。
先日のインターネットテレビの出演以来、子供と女性の脱毛症の方々の問い合わせが多数寄せられているそうです。

関先生が小児と女性の脱毛症のの研究を始めたのは今から約35年前の事でした。
それは、あるお客様の娘さんが脱毛症であった事が切っ掛けとなりました。

当時は、病院でも改善症例が無く、改善の難しい病気であると捉えられ医学の方での研究は進まず、結果的にはステロイドホルモン剤セファランチンプロペシアなどのホルモンや血流を改善するための処方に過ぎなかったのです(つまり改善方法が見つかっていないから)

あれから35年経った今でも、皮膚科医での治療法は進歩している事はありません。
そのため、髪の専門家である美容師が本格的に女性と小児の脱毛改善に取り組み始めたのです。

そして大阪のある化粧品メーカー(F社)より発売されたHMシリーズを考案し開発しましたが、そのシステムがやがて善意では無く乱売など商法に問題を感じたために顧問を辞め、独自の研究所を開設されました。

残念な事に、今でもそれらのヘアケア商品は多くの消費者に乱用の勧めをしているようです(改善は出来ないと思います)

今日、関先生は「人が病気になって困っていたら、多くの情報が集まってくるけれど、その中で果たして真実はどれほどあるのだろうか?」と・・・
確かに、多くの健康食品やマルチ商法の商品を販売している人達は、親切を装い忍び寄ってくる事があります。

それで良い結果が出た人を見た事がありません。

実際、当店に紹介で来られる方の中の殆どが、病院や健康食品など、ありとあらゆる物を試してきた方々ばかりです。

そのため、それらがトラウマとなり本当の親切が伝わらない世の中である事も、とても残念な事に思えてきます。

今も全国にたくさんいる女性と小児の脱毛症の方々が一人でも多く改善されるために本物の情報や施術に出会う事を心から願っています。