先日、お客様から「娘はスカルプシャンプーを使っているけど髪が多くて少なくなって欲しいからヘアシャンプーで良いんじゃないの?と聞かれたんですが」との質問がありましたので、育毛の定義をご説明させて頂きました。
そもそも育毛とは?「健康な髪を育てる」と言う意味であり、髪を増やす、生やすは「発毛」です。
髪を育てる意味の中には健康で美しい髪が自然に生える環境を整える事が含まれているのです。
その意味で言うと赤いボトルのヘアシャンプーも、抜け毛が増えるわけでもなく、むしろ一般のシャンプー剤などに比べると遥かに発毛環境を整える効果は高いで、替えても極端に発毛力が損なわれる訳ではなく、毛量が減るわけでもありません。
またスカルプシャンプーでも本来あるべき毛母細胞の数が増える訳ではないので、自分の本来の本数より毛量が増える訳ではありません。
そもそも抜け毛の原因には頭皮の水分量(乾燥)にも影響を受けやすく、これは癖毛が強くなるなどにも関係があります。
頭皮が乾燥して菲薄化すると毛根の深さや頭皮の硬さが変わり、そうなると発毛時に最も重要な立毛筋は収縮が難しくなる事で新生毛を送り出すことが出来ず発毛しにくい状態となります。
さらに硬く絞られた毛穴から発毛する毛髪は薄く楕円形となる事で、髪は捻じれやすく癖が強くなります。
その為に頭皮の乾燥を防ぐことなどが綺麗な毛髪を生やす事の条件となりますが、それを育毛と言うのです。
こんな説明を写真を交えてお話すると「そういう事ですか。娘は癖が強いからスカルプシャンプーで良いんですね」とご納得いただけました。
そう、赤いボトルも青いボトルもどちらも育毛に貢献しますが、その人の頭皮、頭髪により適したものを選んで頂けると、製品の良さをより感じて頂けると思います。
このフリップを見てもらいながら説明しました。
文章にすると難しいですが、説明は分かりやすかったみたいです。