クレール美容室のブログ

現役の美容師にしか分からない美容の本音を書き綴っています。

リクエストにお応えして

先日、お客様より「シャンプーなどの使い方についてブログに書いて欲しいな〜」というリクエストを頂きました。

そう言えば泡立ちなどについて、良くお客様からも「どれぐらい使うの?」と聞かれる事があるので書いてみたいと思います。

まず泡立ちが悪いと感じられる場合は水分が足りないことが多く、シャンプー剤(洗剤全て)は濃度が濃くなればなるほど気泡が細かく泡立ちにくくなります。

例えば台所洗剤もスポンジが乾いていたら泡立たないと思いますが、そこに水(お湯)を含ませると泡立ちますよね。それと同じ原理で洗剤の気泡性は水の量によって随分違うのです。

その為にもシャンプーをする時は予洗い(よく濡らす)をしっかりと行って下さい。

その後、シャンプー剤を適量(ショートヘアなら1プッシュ、ミディアム以上なら2プッシュ)手に取り髪に馴染ませながらしっかり泡立てます。

この時に泡立ちが悪いと感じたら一度軽く濯いで、もう一度同じようにシャンプー剤を毛髪に付けてしっかり泡立てます。

2度目でも泡立ちが悪いと感じた時にはシャンプー剤を足さずに、少しお湯をかけて泡立てて下さい。そうすれば大きな泡が立ち始めると思います。

そして、頭皮を撫でるくらいの優しい力でゆっくりと洗って下さい。

ゆっくりが意外と重要なポイントですが、その理由はゆっくりを意識すると力が抜けるからです(スピードを上げると力が入りやすいから)

その後はしっかりと良く濯ぎます(リンスやトリートメントの必要はありません)

シャンプー後はタオルドライをして軽く頭皮を乾かした後『スカルプローション』を頭皮にたっぷりと塗布し、軽く馴染ませて下さい(特にマッサージは必要ありません)

毛髪には『セーヌヘアローション』を塗布していただくと、より髪に修復能力が上がるのとドライヤーの熱や紫外線から毛髪を守ってくれると思います。

特に難しい訳ではありませんが市販のシャンプー剤に比べると極めて刺激性の弱いシャンプー剤となっているため起泡性が若干弱いと感じられることがありますが、実はそれこそが安全性の証明なのです。

市販のシャンプー剤や泡立ちの良い製品はイメージや使い易さを強調し、多くの方に受け入れやすいように作られます(濃密な泡が持続するのは特に危険)でも、その豊かな泡こそが強力な脱脂力、悪魔の囁きなのです。

濃密や豊かななどの泡大好き生活がやがてはアレルギーや脱毛症の原因の一つになることなど誰も想像していないと思いますが、敏感肌やそうでない方でも、洗浄成分は出来るだけマイルドに拘る事がとても重要な事だけは覚えておいて下さいね。


セーヌシリーズのシャンプー 赤いボトルはヘアシャンプー 青いボトルはスカルプシャンプーです

 
スカルプローション(頭皮用美容液)フラーレン高配合の抗酸化能力やその他の育毛成分が発毛環境を整えます(100%水溶性原料)


ヘアローション(ブローローション)このローションは毛髪の補修やドライヤーの熱保護や紫外線防止に加えパーマ剤やヘアカラー剤の刺激性緩和剤も配合しています(100%水溶性原料)

これも、現役美容師だからこそ思いつく特別な処方の製品です。